「七人の侍」公開70周年という節目に、この商品を通して世界中の映画ファンの皆様に、改めて作品に触れる機会をつくっていただいたこと感謝申し上げます。代表的な場面カットや描き起こしイラストを大胆に配置して黒澤監督作品の世界観を堪能して頂けるデザインで、特に海外で注目を集めると思います。

祖父と私では生きている時代はもちろん、価値観も全く異なるでしょう。しかしひとたび作品を観れば、心を震わされます。この普遍性をジャンルは違えど喜びの籠った美しい作品を作り続けるポータークラシック様と「七人の侍」を通じて共有できますことを大変意義のある事と思っております。

始めてサンプルを見た際、玲雄さん、克さんが本当に映画を好きだと言う事、黒澤明を愛してくれている事が伝わって来ました。特にデザインの大胆さは黒澤映画の雰囲気を感じさせます。「自由で繊細で大胆」これがこの企画商品に感じる物です。僕も今からこの商品を身に纏う事が楽しみです！

父、三船敏郎が今回この素晴らしいファッションを通して蘇ることは大変嬉しいことであります。この機会に沢山の人々が三船敏郎や黒澤作品を再認識して下さる事を願います。

当時はカービングなんてやる日本人いなかったね。それを父（吉蔵）が職人さんを探してきて。とにかく職人さんを大事してましたよ。ものすごく大事にしてたね。こんなの爺（吉蔵）に見せたかったね。喜んだだろうね。

50年前もかっこいい。そして今も、孫の代もかっこいい。そういうモノ作りを目指しています。そういったところは黒澤作品に学ぶところが大きい。黒澤監督が日本に残した文化遺産だと思います。